書籍『失敗しない家づくりの法則』の感想とまとめ

こんにちは、ゆうです♩

家づくりをしようと思い、初めて読んだ書籍

『失敗しない家づくりの法則
3000棟を取材した住宅ライターが明かすホントのこと [ 木村大作 ]』

を読んだ感想をまとめていきたいと思います!

「失敗しない家づくりの法則」とは?

この本は、
これまで3000棟以上の住まいを取材してきたという
住宅ライターである大村大作さんという方が執筆したもの。

工務店選び、土地の選び方、お金のことなど
注文住宅をつくる前に知っておきたいことを
わかりやすく教えてくれます。

「失敗しない家づくりの法則」感想

結論から言います。

この本は、めちゃくちゃおすすめです!

この理由を以下に2つ紹介しますね。

一つ目の理由は、
この本を読めば、家づくりの最低限の知識が得られる、ということ。

これは私自身の経験ですが、
初めて住宅見学に行った時、
メーカーの担当者が言ってることがほとんどよくわからなかったんです。

ゆう

私、知識なさすぎてまずい、、、!

って思って、まずは本で勉強することにし、この本にたどり着きました。

この本を読んでみたところ、

うさ子

この間の担当者が言ってたこと、そういうことだったのか!

という学びがあったし、

その後の住宅メーカーや工務店の見学でも、
担当者からの説明の理解度が格段にアップしたように感じます。

 

この本をおすすめしたい二つ目の理由は
家を建てる側の視点で書かれている、ということ!

この本は、
筆者の大村さん自身が注文住宅を建てた経験から、
家を建てる側の目線で、徹底的に読者目線で書かれています。

他にも家づくり関連の本はたくさんありますが、
住宅業界の人が書いてある本が結構多い印象です。

その中でも、「失敗しない家づくりの法則」は
家を建てる側の視点で書かれているっていうのがおすすめポイントです!

専門用語をもほとんどなく、
家づくり初心者でもわかりやすいですよ^^

・・・

それから、この本の筆者さんは自然派思考なんですが、
その部分で私自身が共感できるポイントがかなり多かったです。

私も、無垢の木とか、自然素材とか、
そういうワードが大好きなので^^

「失敗しない家づくりの法則」概要まとめ

ここからは、自分の備忘録として
本から学んだ内容を箇条書きでまとめます。

Chapter 1 良い家とは?

・家を建てようとするのではなく、
  ■新しい家でどんな暮らしをしたいのか?
  ■どんな家なら、心地が良いと感じるのか?
  これらを考え、イメージすることから始めること!
 
・延べ床面積は、約30坪が一つの目安。

・子育てしやすい家ではなく、老後まで考えられた家をつくること。
 (最近は平家が人気!)

Chapter 2 お金の話

・自己資金は、購入価格の20%以上を用意したい。

・家づくりの費用は、ざっとこんな感じ。
 ■70-80%:本体
 ■15-20%:別途工事費
 ■5-10%:諸経費
 広告に書かれた本体価格だけで判断しちゃダメ。

・後々のメンテナンス費として
 月々1万円ずつ積みたてておくのがよい。(10年で120万円になる。)

Chapter 3 どこに頼む?

・ハウスメーカーと工務店の違い

 <ハウスメーカー>
 ■大手ハウスメーカーは人件費や広告費がかかってる。
 ■担当者が変わることがある
 ■実際に施工するのは、請負業者。業者によってムラが生じる。

<工務店>
 ■地域に根差している
 ■不具合があれば駆けつけてくれる

・値引きを強要しちゃダメ!適正価格で建ててもらう。
 住宅メーカーとは仲良くすること。

・家づくりは引き算。
 予算に限りがあるので、どこを削ってどこを残すのかを検討していく。
 優先順位が中〜低のものは、ばっさり切り捨てる覚悟で!

Chapter 5 見えないところにお金をかけるべし!

①構造・工法
②外装(屋根・外壁)
③断熱・気密
④窓
⑤内装(床・壁・天井)
⑥設備仕様
⑦外構

※これらは完成後に手をかけるのが極めて難しい箇所
 キッチンとか、妻にとっては大事かもだけど、
 キッチンは10年もすれば買い替えとかになる。優先順位は低い。

・土台や柱には、国産ヒノキやスギなどの天然木を使うべき!
 無垢材は伐採してから200年、2~3割強度が上昇する!
 高温多湿の日本の住まいには、木が合ってる。
 そして、自分の地域で育った木を選ぶこと。その気候を木自身が覚えているから。

・耐震性について言えば、木造でも鉄骨でもRCでも、
 それぞれの性質を生かした設計施工をすれば、
 どんな工法でも同等の耐震性を備えた家ができる

 

<① 構造・工法の種類>

・木造軸組工法
 日本の伝統的な工法。高温多湿の日本の風土にあう。
 鉄骨より軽く、地盤への負担が小さい。
 火災に弱い。適切な防火工事が必要。

・2×4工法
 欧米から取り入れられた工法。
 地震や台風につよい。
 壁で構造を支えているので、リフォーム時には制約を受ける。 

・SE工法
 阪神淡路大震災を機に作られた。
 鉄骨造のように柱と梁が強固に結合されているラーメン構造。
 耐震性が科学的に証明されている。ちょっと高額。

 

<②外装(屋根、外壁)>
・屋根
屋根は、住宅の部位の中で最も過酷な環境。
耐久性の強い「ガルバリウム鋼板」が最近ではよく使われている。
軽量で耐火性に優れているが、熱を伝えやすいので断熱性に考慮が必要。

・軒
軒はめちゃくちゃ大事!
軒がないと、「雨の日に傘をささずにずっと立っているようなもの。」
雨が降ったらすぐ窓をしめなければならず、湿気が家にこもる。
キューブ型のスタイリッシュな家が流行ってるが、あまり機能的ではないかも。

・外壁
外壁の種類は、ガルバリウム鋼板・塗り壁・サイディング・ALCパワーボードなど様々。

 

<③断熱・気密>
日本の家は腐りやすい。平均寿命は30年。(イギリスは77年、アメリカは55年)
これは湿気が多いから。

断熱が不十分な家ほど結露が発生しやすく
カビが生える原因をつくることになる。

カビによってダニが発生する。

・断熱の考え方の順番
1. 家の作りで、夏涼しく冬暖かいデザインにする
2. 断熱で外の熱を遮断する
3. 冷暖房設備で室温を調整する

気持ち良い自然の中にいるように、
軒で夏の日差しを遮る、冬は日差しを取り入れる等。

軒で防ぎきれない日差しは木をおく。
戸や縁側(障子で挟まれた縁側)は、冬の断熱に大きな効果を発揮する

パッシブデザイン(太陽光や風などの、自然エネルギーを利用できるデザイン)と
機械の両方を上手く取り入れられる家づくりをすること!

・どうやって断熱と調湿するのか?
基礎コンクリートから壁・屋根を含む家全体を隙間なく断熱させ、
構造材、断熱材、外装、内装などに、湿気を吸ったり吐いたりしてくれる
自然素材をつかう
(内装の壁だけを漆喰やしらすにしても意味ない。中途半端は逆効果。)

 

<④窓>
冬、室内の温度は50%以上窓から逃げる。
夏、70%以上の熱が窓から入ってくる

窓は大きさよりも位置が大事!
湿気を撃退するために、対角線上に窓を設けて、風通しをよくするべし。

 

Chapter 6 やっぱり自然素材でしょ!

チャプタータイトルの通り。
自然素材は、居心地がよいことはもちろん、
健康寿命とか、脳にも良い!

 

Chapter 7 間取り・設備のアドバイス

■家づくりで失敗したランキング
1位 収納
2位 配線計画
3位 部屋の広さ

収納スペースは延べ床面積の15~20%。

まとめ

上記は、私自身が勉強になったことを簡単にまとめたまでの情報です。

「失敗しない家づくりの法則」では、
家づくりについてもっと具体的に学ぶことができるので、
家づくり初心者の方はぜひ一度お手に取って読んでみてくださいね!

それでは!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)