いつも当ブログをご覧いただき、ありがとうございます!
結婚関連情報を発信するために作った当ブログですが、今はコロナで結婚式も自粛モード。いつ収束するかもわからず、不安な日々が続いていますよね。
いつかはコロナが収束して、普通に暮らせる日がやってくると信じていますが、これからしばらくは景気が悪い状態が続くかもしれないし、、、2020年は時代が大きく変わる年だ、なんて話も聞かれます。
まり子
しず太郎
まり子
私たち夫婦は、まったくブライダル業界とは関係ない人たちなのですが、これを機に結婚式の歴史を調べてみたんです。そして、今後の結婚式事情がどうなっていくのかを考えてみました!
新郎新婦の立場で目についたことを中心にまとめてるので、専門の方にしてみたら「ちょっと違うけど。。。」みたいな部分があるかもしれませんが、細かいところはご容赦ください!
・現代の結婚式
・コロナ収束後の結婚式を考えてみた
もくじ
1960年代 結婚式は家で挙げた
教会式:2.2%
神前式:84.4%
家での人前式:11.1%
現代の結婚式の形が定着したのは、実は戦後のことで、それまでは自宅で結婚式を行うのが普通の時代でした。床の間の前で、新郎新婦が三三九度の杯を酌み交わし、その後、お色直しをして祝宴をしていたそうです。
しず太郎
まり子
ホテルや結婚式場のウェディングは、実は戦前にも存在していたようですが、当時このような場所で結婚式を行うことはとても贅沢なことで、お金持ちのみに限られていたそうです。
1970年代~ 家以外での結婚式が広がった
教会式:6.8%にアップ!
家での人前式:7.4%にダウン!
結婚式を家以外で実施する人がだんだんと増えていった時代です。
また、大物カップルの豪華な結婚式が話題になったこともあり、
・ゴンドラを使っての入場
・スモークを使う
・天井に届きそうなウェディングケーキを用意する
などの絢爛豪華な結婚式の演出に、みんなが憧れを持ち始めた時代でした。
このような芸能人たちの、豪華な結婚式に憧れた一般の人たちのために、「互助会」というシステムが発展していきました。
あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、「互助会」とは、結婚式など費用がかかるものに備えて前もって月々費用を積み立てる仕組みです。子供の花向けに、豪華な結婚式をさせてあげたいという思いから、親たちが積み立てるケースが多かったようです。
結婚式のためにコツコツ資金を積み立てることで、莫大な資金を賄うことができました。
1980年代~ キリスト式の流行
1981年のダイアナ妃のロイヤルウエディングなどが話題になったこともあり、この頃からキリスト教の式はどんどん増加していきます。また引き続き、凝った演出が好まれました。
1970年代までは、神前式の挙式が全体の8割を占めていましたが、この頃からチャペルでのキリスト教結婚式にとって代わっていったといいます。これは、メディアの発展によって海外の挙式の様子を知った日本の花嫁たちが白ドレスに憧れるようになったことや、重い着物やカツラを身に付けることに比べると、ドレスの方が楽で好まれたと言われています。
さらに、1960年の東京オリンピックや1970年の大阪万博をきっかけにホテルが多数建設された背景から、ホテルウェディングも発展していきました。一流のホテルで結婚式をあげることが立派なこととされていた風潮もあったそうです。
バブルで好景気の時代だったこともあり、一生に一度のお祝いである結婚式を、とにかく豪華に執り行うことに目が向けられていました。結婚式のプランナーが、「この演出は人気がありますよ」「みなさんこれくらいのお金は使いますよ」などと言えば、高いお金を出すことも厭わない風潮があったそう。
1990年代~ バブル崩壊
しかし、1990年代になるとバブル崩壊に伴い、ジミ婚が注目されるようになっていきました。
これまで人気のあった絢爛豪華な式ではなく、節約に目が向けられるようになります。
そんな1993年に登場したのが、みなさんおなじみの結婚情報誌「ゼクシィ」です。ゼクシィの登場により新郎新婦は、見積もりをきちんと調べ式場を比較するようになりました。
まり子
ゼクシィの登場をきっかけに、ベールに隠されていた結婚式ビジネスが、どんどん一般にオープンになっていったんです。そして花嫁さんは、節約しつつも自分たち好みの結婚式を開催するために、情報を集め始めていきます。
2000年代~ ゲストハウスの登場
「節約したい!でもやりたいことを叶えたい!」このような花嫁さんのニーズに沿って、結婚式場もどんどん変化していくことになります。
2000年代から注目を集めるようになったのが、ゲストハウスウェディングで、
・チャペル
・チャペルの外の階段
・玄関のある邸宅
・プール付きの中庭
などを備えて、二人の新居にゲストを招いてホームパーティをするようなイメージものが注目され始めました。
これまでの金額も高くて豪華な、お堅い結婚式ではなく、自由でアットホームでおしゃれな結婚式のスタイルが、新婦さんの心を捉えていきました。
2020年 現代のウェデイングは?
このように時代のニーズと共に進化してきた結婚式の形ですが、今でもその種類は以下のようにどんどん多様化しています。
みなさんご存知のように
・ホテル挙式
・結婚式場での挙式
・ゲストハウスでの挙式
・レストラン挙式
・ガーデン挙式
・海辺での挙式
・テーマパーク挙式
・リゾート挙式
・海外挙式
・・・
などなど、さまざまな挙式のスタイルがありますよね。
また披露宴についても、これまでは大勢の人を呼んで行う慣習だったものが、今では大人数だったり、少人数だったり、親族と友人で分けたり、バラエティー豊かになっています。
結婚式場やプロのプランナーさんに結婚式をお願いするのではなく、会場だけを借りて、自分たちで全てを手作りするカップルもおられます。
さらには、結婚式を行わずに、記念にウェディングフォトの撮影のみにするカップルや、新婚旅行をかねて二人だけで海外ウェディングを執り行うカップルも!
新郎新婦のニーズに合わせて、本当に多様な挙式・披露宴スタイル場を選ぶことができる時代です。
ゼクシィのような結婚式場比較サイトも、今ではハナユメ・マイナビウェディングや、持ち出し費用0を提案するゼロ婚といったサービスなど、新しい企業がどんどん参入しています。
このような式場仲介サービスだけでなく、新婦さん自身がSNSなどを通じて新婦友達を作り、ブログ、インスタ、twitter、などから情報を集めたり、情報をシェアしたりする時代です。
多くの情報が手に入れやすい時代で、さらに同じ境遇の花嫁仲間と情報をシェアもでき、これまでよりもさらに、花嫁さん一人一人の理想が探しやすく形にしやすい時代です。今後の結婚式のスタイルはもっともっと多様化していくことでしょう!
コロナ収束後にはどうなるの?
2020年4月現在は、コロナの流行もあり、結婚式を延期にする新郎新婦さんがとてもたくさんおられます。
コロナの件はいつ収束するか、この先どうなるのかはまだわかりませんが、世界の中でも中国など、感染の拡大に歯止めがかかった国もあります。今後は、ワクチンなどの開発もすすむでしょうし、いつか今までのように、普通にイベントや集会ができるようになる時がくるでしょう。
まだ記憶に新しいですが、2011年の東日本大震災の後には、多くのカップルが結婚を決め、「絆婚」という言葉が話題になりました。この時には、多くのカップルが人と人との絆を大切に重んじた結婚のスタイルを取りました。
今回のコロナも、状況は似ているのではないか、と思うところがあります。
今後、しばらくはがんばり時の状態になるでしょう。たくさんのお金を使うような豪華な挙式よりは、新郎新婦がゲストに感謝を伝えることができ、十分におしゃべりの時間がとれるようなアットホームな結婚式が好まれるのではないでしょうか。
また、フォトウェディングなどのサービスもどんどん充実していますので、結婚式や披露宴を行わないに結婚のスタイルをとるカップルも増えていくでしょう。
多くのゲストを読んで結婚式をする、これまでのスタイルもなくならないと思います。しかし、繰り返しになりますが、今後は結婚式のスタイルがもっともっと多様化していくんだろうな、と思います。
まとめ
・結婚式は時代と共にさまざまな形に変化した
・今後ももっともっと結婚式の形が多様化していくだろう
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!